エラボトックス
小顔治療として人気のエラボトックス注射。
「エラがスッキリするって聞いたけど、本当に効果があるの?」
「噛みにくくなるって本当?」
「皮膚がたるむという噂を見て不安……」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、エラボトックス注射によくある疑問や噂について、医学的な視点から分かりやすく解説します。
エラボトックス注射とは?
ボトックス注射というと、シワ治療をイメージされる方が多いかもしれません。
エラボトックス注射は、そのボトックス製剤を、エラ部分にある咬筋(こうきん)という筋肉へ注射する治療です。
咬筋は、食べ物を噛むときに使う筋肉で、歯を強く噛みしめたときにエラ部分が盛り上がる方は、この筋肉が発達している可能性があります。
ボトックスを注射すると、咬筋の働きが徐々に緩やかになり、筋肉のボリュームが少しずつ小さくなります。その結果、フェイスラインがすっきりし、小顔効果が期待できます。
また、エラの張り改善だけでなく、歯ぎしりや食いしばりの緩和を目的に治療を受けられる方も少なくありません。
施術時間は10~15分程度と短く、ダウンタイムもほとんどないため、美容医療が初めての方にも人気の治療です。
効果は永久ではありませんが、一般的には施術後2~4週間ほどで徐々に変化が現れ、3~6ヶ月程度持続します。定期的に治療を受けることで、小顔効果を維持しやすくなります。
噂の検証
噂① エラボトックスをすると噛みにくくなる?
結論から言うと、一時的に硬いものが噛みにくくなることがあります。
エラボトックスは、咬筋の働きを緩める治療です。そのため、せんべいやスルメなどの硬い食べ物を食べた際に、「以前より噛む力が弱くなった」と感じる方もいらっしゃいます。
ただし、この症状はボトックスの作用によるものであり、多くの場合は時間の経過とともに気にならなくなります。
また、この筋肉の働きを適度に弱めることが、小顔効果につながる仕組みでもあります。
歯ぎしりや食いしばりが強い方の場合は、咬筋への負担が軽減されることで、顎の疲れや歯への負担が和らぐケースもあります。
噂② エラボトックスをすると皮膚がたるむ?
「筋肉が小さくなるなら、その上の皮膚が余ってたるむのでは?」というご質問もよくいただきます。
実際には、エラボトックスだけで急に皮膚がたるむケースは多くありません。
咬筋は数週間から数ヶ月かけてゆっくりとボリュームが減少するため、皮膚も徐々に馴染んでいきます。そのため、骨格そのものを小さくする手術とは異なり、急激な皮膚の余りが生じることは基本的には少ないと考えられています。
ただし、もともと皮膚のたるみが強い方や年齢によるたるみがある方では、筋肉のボリュームが減ることでフェイスラインの変化を感じる場合があります。
そのような場合は、HIFU(ハイフ)や高周波治療など、引き締め治療を組み合わせることで、よりバランスの良い仕上がりを目指せます。
エラボトックスはこんな方におすすめ
- エラの張りが気になる方
- 小顔になりたい方
- フェイスラインをすっきり見せたい方
- 歯ぎしり・食いしばりが気になる方
- ダウンタイムの少ない小顔治療を希望される方
骨格が原因のエラ張りには適応とならない場合もあるため、まずは医師による診察で原因を見極めることが大切です。
まとめ
エラボトックス注射は、発達した咬筋へボトックスを注射することで、フェイスラインをすっきりと見せる人気の小顔治療です。
「噛みにくくなる」という噂は、一時的に硬いものが噛みにくくなることがあるため、完全な間違いではありません。しかし、それは治療の作用によるものであり、多くは時間の経過とともに気にならなくなります。
また、「皮膚がたるむ」という噂についても、エラボトックスのみで急激にたるみが生じることは少なく、過度に心配する必要はありません。
エラの張りや食いしばりでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。一人ひとりのお顔立ちや筋肉の状態に合わせて、適切な治療をご提案いたします。
この記事の監修
銀座みゆき通り美容外科大阪院
岩井 謙治 院長
経歴
- 2004年
- 神戸大学医学部医学科 卒業
- 2006年
- 金沢医科大学病院 形成外科 入局
- 2011年
- 京都大学病院 皮膚科 入局
- 2011年
- 兵庫県立塚口病院 皮膚科 医長
- 2013年
- 北山武田病院(旧城北病院) 皮膚科 美容皮膚科 医長
- 2015年
- 銀座みゆき通り美容外科大阪院 院長 就任
<所属学会・団体>
- 日本美容外科学会
- 日本美容外科医師会
- 日本形成外科学会(形成外科専門医)
- 国際形成外科学会
- 日本皮膚科学会
