医師監修 美容コラム

自然な涙袋の作り方は?
ヒアルロン酸注入だけじゃない

涙袋の作り方

自然な涙袋の作り方は?

涙袋がプックリしていると可愛らしく、ちょっとした色気も感じますよね。近頃では、メイクで涙袋を作る方が増えている一方、メイクで作るのが面倒な方や苦手な方は、美容クリニックでヒアルロン酸注入することで涙袋を作っています。ヒアルロン酸注入はプチ整形と呼ばれ、シワを改善することができたりと、手軽に行える美容医療ですので、10代の若者から50・60代と年配の方まで幅広く人気があります。

しかしながら、ヒアルロン酸を目の下に入れたけど思い通りの涙袋の形になっていないと嘆く声も耳にします。なぜそのようなことが起こってしまうのでしょうか?

涙袋とは?

目の下にある膨らみで、眼輪筋という筋肉が収縮して見えるのが涙袋です。涙袋は誰にでもできる訳ではなく、遺伝的な要素、骨格、目の出方などに関係しています。

涙袋がない!という方も、笑ったり、目を細めると出てきませんか?そもそも涙袋は筋肉ですので、トレーニングをすることで大きくすることも不可能ではありません。年齢を重ねると筋肉が緩み、目の下がたるみ、涙袋はしぼんでしまいますので、今から少しずつ筋肉トレーニングしておくのもいいかもしれないですね。

メイクでは上手く涙袋が作れないので、プロにお願いしようと思い切って美容クリニックでヒアルロン酸注入をしたにも関わらず、あれ、いまいちだな?とか、もっと入れるべき?と思ったことはありませんか?正直、ヒアルロン酸注入で作る涙袋は、水っぽい印象に仕上がりますので自然な涙袋とは少し違って見えます。

もちろん、その水っぽい印象が可愛いと、若い方は定期的に注入をされている方も多いです。しかし、涙袋ってわかるのは良いけれど、もっと「自然な涙袋」が欲しいと思っている方には別の治療がおすすめです。

自然な涙袋を作る!

自然な涙袋を作る!

残念ながら、涙袋がなく、目の下に膨らみ(影クマ)のある方はヒアルロン酸注入だけでは涙袋が作れません。実際、ヒアルロン酸注入をしても、涙袋ができて、その下に目の下のクマという風に、段々ができてしまいます。おそらく、思い通りの涙袋の形にならなかった方には、このような方が多いのではないでしょうか?

目の下に影クマ(黒クマ)がある方は、もともと、涙袋のくびれが見えない状態ですので、ヒアルロン酸注入をしなくても「目の下のクマを除去」するだけで自然な涙袋が出てくるのです。(影クマタイプに効果的な手術は「経結膜脱脂法」になります)そして、脱脂をして出てくる涙袋は、もともと、隠されていた自分の涙袋なので全く違和感がなく、見慣れた涙袋が常に出ているといった状態になります。

では、誰もが「目の下のクマ」を除去すれば自然な涙袋ができるのでしょうか?
残念ながら、そうではありません。特に、目の下がストンとして一切膨らみがないような方は脱脂をしても自然な涙袋は出来ません。自分で判断するのは難しいので信頼できる美容クリニックにご相談される方がいいでしょう。

まとめ

クマ症状を自分自身では気付いてなく、実はヒアルロン酸注入より脱脂をする方が自然な涙袋が出るという事はよくあります。脱脂をしてから涙袋のヒアルロン酸注入をされる方が、より理想に近づける場合もあります。脱脂とヒアルロン酸注入を一緒に希望される場合は、同時に行うと、目の下が腫れて涙袋部位の正確な形がわからないので、最低1週間は空けていただきます。

銀座みゆき通り美容外科クリニックでは、症例がたくさんあり、各症例にご自身の状態を当てはめてアドバイスすることが可能ですので、とても分かりやすいと評判です。まずはお気軽にご相談に来てください。

岩井 謙治院長

この記事の監修

銀座みゆき通り美容外科大阪院 
岩井 謙治 院長

経歴

2004年
神戸大学医学部医学科 卒業
2006年
金沢医科大学病院 形成外科 入局
2011年
京都大学病院 皮膚科 入局
2011年
兵庫県立塚口病院 皮膚科 医長
2013年
北山武田病院(旧城北病院) 皮膚科 美容皮膚科 医長
2015年
銀座みゆき通り美容外科大阪院 院長 就任

<所属学会・団体>

  • 日本美容外科学会
  • 日本美容外科医師会
  • 日本形成外科学会(形成外科専門医)
  • 国際形成外科学会
  • 日本皮膚科学会
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