医師監修 美容コラム

どうしたらステキな笑顔になれるのか?
顔のしわに関する悩みについて

どうしたらステキな笑顔になれるのか?顔のしわに関する悩みについて

周囲に「老けたな……」と感じさせてしまう大きな要因が、顔のしわ。特に、笑ったときにできる細かなしわは自分ではなかなか自覚できず、知らないうちに周囲に「老けた」という印象を与えてしまっていることも。そう思うと、人前で笑うことがなんだか怖く感じられます。

では、どうしたら老いを感じさせないステキな笑顔になれるのでしょうか。ここでは、年齢に伴って出てくるしわのお悩みをまとめました。

気になる!みんなのしわ事情

20代

最初に気になりだすのは、目元のしわです。特に、笑ったときの目尻のしわや、目の下のクマが目立つようになります。小さなしわを見逃していると、いずれ深いしわへと変化します。

目の周りは顔の中でも特に皮膚が薄いため、アイメイクやクレンジング、紫外線、乾燥といった刺激に弱く、しわができやすくなっています。目元の肌を守るためには、クレンジングのときに力を入れない、日焼け止めスプレーなどで紫外線を防ぐ、アイクリームなどで保湿するなどして、できるだけ外部からの刺激を与えないようにすることが大切です。

目の下のクマは、目が疲れているときにも表れやすいもの。目頭のくぼみを押して目の周りの血行を促進したり、目尻のくぼみを押して顔のむくみをとったりと、目の周辺のマッサージを行うことも、しわ対策に有効です。

30代

目元の次に気になりだすのはほうれい線です。

ほうれい線は、同じ表情を何度もすること、特に笑うなど口を大きく動かすことによってしわが蓄積され、定着していきます。年齢を重ねるにつれ、皮膚の表面に見えている表皮の下にある真皮の奥深くにまで到達していってしまうのが特徴です。

同じ表情によってほほの筋肉が凝り固まってしまうこともほうれい線の一因となりますので、ときにはマッサージでほほの筋肉をもみほぐすといいでしょう。

40代

40代を過ぎると、額や眉間のしわが気になりだします。

額のしわは、紫外線や乾燥による肌への刺激から、年齢に伴って生まれていきます。額はべたつきやすいため、乾燥している自覚はあまりないかもしれませんが、逆にべたつきが気になって洗いすぎてしまったり、あぶらとり紙で皮脂をとりすぎてしまったりすることによって、乾燥が進んでしまいます。額はべたつきやすいからと気を抜かず、しっかりと保湿することが重要です。

一方、眉間のしわは、考えるときに眉根を寄せるくせがあったり、ものが見えにくいときに顔をしかめて焦点を合わせたりしていると、蓄積されて定着してしまいます。普段から同じところにしわが寄らないように意識して生活したいところです。また、しわを伸ばすように眉間から顔の外側に向かって優しい力でマッサージをするのもいいでしょう。

50代

さらに年を重ねると、口周りにちりめん状にできる細かなしわが気になり始めます。

これは主に乾燥によるしわです。何も対策をしなければ年齢とともに細かなしわが重なり、やがて大きなしわになってしまいます。できるだけ予防できるよう、口周りの保湿も意識して行いましょう。

また、あまり表情が変わらず、顔の筋肉を動かす機会が少ない人の場合は、筋肉が衰えることによってしわができることもあります。これもほうれい線と同じように蓄積されてできるしわであることから、真皮の奥深くにまで到達している場合が多いです。

しわ改善のキーワードはヒアルロン酸

一番は、しわができる前に、保湿やマッサージ、日焼け止めなどで意識して予防をすることです。しかし、年齢とともにしわができてしまうのは仕方がないこと。しわの改善には、水分や油分だけでなく、肌のハリやうるおいを保つヒアルロン酸も有効です。
しわが気になる部分にヒアルロン酸を注入すれば、ヒアルロン酸が真皮の内側から肌を持ち上げ、しわの改善に寄与します。メスを使わずに処置できるため、すでにしわが気になっている場合の対策としておすすめです。

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岩井 謙治院長

この記事の監修

銀座みゆき通り美容外科大阪院 
岩井 謙治 院長

経歴

2004年
神戸大学医学部医学科 卒業
2006年
金沢医科大学病院 形成外科 入局
2011年
京都大学病院 皮膚科 入局
2011年
兵庫県立塚口病院 皮膚科 医長
2013年
北山武田病院(旧城北病院) 皮膚科 美容皮膚科 医長
2015年
銀座みゆき通り美容外科大阪院 院長 就任

<所属学会・団体>

  • 日本美容外科学会
  • 日本美容外科医師会
  • 日本形成外科学会(形成外科専門医)
  • 国際形成外科学会
  • 日本皮膚科学会
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