しわ・たるみの美容コラム

老いは口元から?
口角ボトックス治療でキュッと微笑んだような口元を作る秘訣とは

鏡で自分の顔を見たときや、久しぶりに同級生などに会ったとき、「老けたなぁ」と感じることがありませんか。肌にツヤやハリがないわけではないのに、なぜか老けて見える……。

その老い、実は口元からかもしれません。では、老けた印象を与えてしまう口元とは、どのような状態のものなのでしょうか。また、どうすればそれを改善することができるのでしょうか。

老けた印象を与えてしまう口元とは

口元は、意外と年齢の印象を作用します。では、老けた印象を与えてしまう口元とはどのような状態のものがあるのでしょうか。

①口角が下がっている

口角が下がっていると、口元がたるんでいる印象や暗く影がある印象を与え、老いて見えてしまいます。しかし、自分で鏡を見るときは無意識のうちに顔をつくってしまいがちなので、自分では気づかないことが多くあります。そこで、普段はどのような表情に見えているのか、鏡の前で顔から力を抜いて真顔の印象を確認してみることがおすすめです。

②口周りのタテジワが深い

これは、自分で見ても分かりやすく、シワが深くなればなるほど、老いを感じやすくなります。通常はあまり見えていなかったとしても、話しているときや考えながら口をつぼめる仕草などが特に深くシワが刻まれやすいので、人と話すときの動作や自分のくせも鏡を用いてチェックしてみましょう。

③唇に厚みがない

唇がふっくらしているとハリがあって若い印象になりますが、逆に厚みがないと、老いによってハリをなくしてしぼんでしまったような印象になり、唇のシワも目立ってしまったりします。唇の周囲だけでなく、唇そのものも年齢を感じさせるポイントになり得るのです。

④自然につくった表情がゆがむ

自分では自然に笑っているつもりなのに、表情の左右差が大きく、ゆがんだ表情になってしまっていることがあります。表情がゆがむこと自体は直接老いた印象につながるわけではありませんが、その状態で年齢を重ねるとシワが深く刻まれてしまったり、より口角が下がってしまったりします。表情のくせは、自分ではなかなか気づきにくいものですが、周囲の人に聞くなどして、自分のくせを把握するようにしたいところです。

口元から老けた印象を改善する治療法とは

口元の老いの原因は、美容治療で改善することができます。その手段の一つが、ボトックス治療です。

ボトックス治療とは、ボトックスと呼ばれるたんぱく質を気になる部位に注射する治療法です。筋肉の動きを抑える効果があるため、表情筋のバランスを整えたり、発達しすぎた筋肉のせいでできてしまった表情シワを軽減したりします。

メスを使わずに施術できるため皮膚に傷が残らず、5分程度の短時間で行えるため、忙しい人でも気軽に受けられます。注入後、効果が現れるのは2~3日から1週間。効果はおよそ4~6ヶ月ほど持続します。

口元のお悩み別、ボトックス治療法

ボトックス治療は、具体的にどのような効果があるのでしょうか。記事冒頭で挙げたそれぞれのお悩みごとに解説してみたいと思います。

①口角が下がっている

口角が下がる原因には、加齢による皮膚のたるみもありますが、口角を下に引っ張る役割を持つ筋肉の「口角下制筋」が発達しすぎているために、口角を上に引っ張る役割の筋肉とのバランスが崩れ、口角が下がっているように見えてしまっている場合もあります。この場合、ボトックス治療が非常に有効です。

ボトックスを「口角下制筋」に注射すると、口角を下に引っ張る力が弱まるため、口角を上に引っ張る筋肉が優位になり、自然にしていても口角が上がります。若いころから口角が下がりがちな人は、この治療を施すことで、若いころよりも明るい印象になることも期待できます。また、これは年齢を重ねた人だけでなく、若いけれど口角が下がり気味で、暗い印象になってしまいがちな人にもおすすめです。

②口周りのタテジワが深い

これは、口周りの筋肉が発達しすぎているがために、シワになってしまっていることが考えられます。そこで、口周りにボトックス注射をし、筋肉の動きを抑制することで、シワをつくりにくくします。日常的にできていたシワができにくくなることで、シワそのものの改善も見込めます。

③唇に厚みがない

こちらは、口周りのボトックス治療と、ヒアルロン酸やコラーゲンの注入を併用することにより、唇のハリとボリュームを増やしながらシワを軽減することができます。実際の唇の状態や、理想の唇などによって、医師に治療法を相談してみましょう。

④自然につくった表情がゆがむ

表情のゆがみは、どこかの筋肉が発達しすぎてしまったために起こります。そのため、ボトックス治療で発達しすぎた筋肉の動きを抑制します。表情のゆがみに気づいたとき、早めに対処することで、くせによってシワができてしまうことや、より大きなゆがみを防ぐことができます。

まとめ

ボトックス注射の効果が切れても、同じ部位のボトックス治療を繰り返すことで、次第に筋肉が萎縮し、理想の表情を保てるようになります。美容治療の中では比較的気軽に受けられるため、芸能人の中にも受けている人が多くいます。口元の老いが気になる場合は、ぜひ検討してみてください。

岩井 謙治院長

この記事の監修

銀座みゆき通り美容外科大阪院 
岩井 謙治 院長

経歴

2004年
神戸大学医学部医学科 卒業
2006年
金沢医科大学病院 形成外科 入局
2011年
京都大学病院 皮膚科 入局
2011年
兵庫県立塚口病院 皮膚科 医長
2013年
北山武田病院(旧城北病院) 皮膚科 美容皮膚科 医長
2015年
銀座みゆき通り美容外科大阪院 院長 就任

<所属学会・団体>

  • 日本美容外科学会
  • 日本美容外科医師会
  • 日本形成外科学会(形成外科専門医)
  • 国際形成外科学会
  • 日本皮膚科学会
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