効果的に消す方法
老化の代名詞とも言える、ほうれい線。ほうれい線がくっきり見えるようになってきたというのは、頬がたるんできている合図です。つまり、ほうれい線を消したいのであれば、頬のたるみを効果的に引き上げることが重要です。
そこで今回は、たるみを引き上げる方法をご紹介します。同窓会や結婚式でかつての同級生に久しぶりに会うときや初めて会う人にいい印象を与えたいときに、効果的に即席でほうれい線を消す方法や、継続的に対策を行うことでほうれい線を実際に改善していく方法までいろいろありますので、ぜひ参考にしてみてください。
今日だけは若返りたい!
というときに、即席でほうれい線を消す方法
- 髪の毛を上げることでたるみを引き上げる
-
髪の毛を結んで上げると、髪の毛に皮膚が引っ張られてリフトアップ効果が得られます。
最もおすすめの髪型はハーフアップ。ポニーテールやお団子などのアップは恥ずかしくてやりにくい、顎の線がはっきりと見えるから嫌だという人も多いのではないでしょうか。しかしハーフアップは、品のあるおしゃれ感が出るので、少しフォーマルな場でもやりやすい髪型です。
特に、バレッタなどでゆるりと結ぶよりも、髪ゴムでしっかりと結ぶことで、より高いリフトアップ効果が得られます。ただ、あまりきっちりと結ぶのは嫌だという場合は、耳の上の部分の髪の毛だけはしっかり後ろに引くようにするといいでしょう。
- たるみ引き上げテープ
-
「たるみ引き上げテープ」という商品が売っているのをご存知でしょうか。これは、顔に貼ることのできる透明テープで、メイク用アイテムとして販売されています。
メイクをする前に、頬のたるみを引き上げるように持ち上げ、耳の前や後ろなどの目立たない部分でテープをとめるだけ。同じように、目の下のたるみの改善にも使えます。劇的な変化が見込めますが、美容整形ではなくテープを使うだけなので、メイクアイテムとしてとても気軽に使えることが好評を博しています。若い女性にも、小顔のメイクグッズとして愛用されているようです。
実際にほうれい線を改善する方法
- エクササイズ
-
口角を上げて、あいうえおの「い」の顔をつくり、キープします。
これは、マスクの下で簡単にできるエクササイズ。朝晩の通勤時や仕事の休憩中など、ちょっとした時間を見つけて何度でもやるようにしましょう。これを毎日続けることで、頬や口角の筋肉が鍛えられ、たるみのリフトアップにつながります。
- マッサージ
-
髪の生え際に5本の指を添えて力を入れ、頬のたるみを引き上げるように、頭の後ろ側に向かってマッサージします。こちらも毎日、ちょっとした時間を見つけて何度でもやるようにすると、すっきりした顔に近づけることができます。
- たるみ引き上げ用マスク
-
ほうれい線対策として、「たるみ引き上げ用マスク」が市販されています。これは、1日30分ほど装着することで、表情筋の筋力をアップさせるトレーニング効果が得られるというもの。安いものは1000円程度から、高価なもので3万円程度のものまでさまざまですが、筋トレなどの労力を使わずにたるみを引き上げたいという場合に、ちょうどいい商品です。
- 美容治療:スレッドリフト
-
ほうれい線の改善は、もちろん美容クリニックの治療でも可能です。以前は手術が主流でしたが、今では大掛かりな手術をせずに、注射ですぐに治療ができるようになりました。
スレッドリフトは、糸を使ってたるみをリフトアップする治療です。これは、メスを使わずに注射ででき、注射で溶ける糸を頬に挿入すると、その糸がたるみをぐっと引き上げてくれます。メスを使わないので、傷口は注射針の跡だけ。治療を受けたその日のうちにメイクして帰宅することができ、その後の日常生活にも制約はありません。一度の治療で、その効果は約1年間持続します。すぐに効果が得られ、持続期間も長いのが美容治療のメリットと言えるでしょう。
- 美容治療:MWリフト
-
こちらもスレッドリフトと同じく、メスを使わずに行う治療法です。こちらも溶ける糸を使って行うリフトアップ治療ですが、注射器を使わず、医師の手で直接糸を挿入します。こちらも同様に、その日のうちにメイクをして帰宅することができますが、術後2カ月は顔のマッサージを控える必要があります。ただし、MWリフトの糸は強度があり、しっかりリフトアップできるうえに、効果が2~3年程度持続します。できるだけ治療を受ける回数を少なくしたいという場合は、こちらを選ぶのがおすすめです。
まとめ
ほうれい線が気になって外出したくないという人も、一度今回紹介した方法を使ってみてほしいと思います。外出するときには即席でほうれい線を改善する方法を使い、日常生活でエクササイズなどを行えば、いつしか若さに自信が持てる日が訪れるでしょう。
思い切って美容治療を受けることも、もちろん選択肢の一つですので、気になる場合はぜひ美容クリニックで相談してみてくださいね。
この記事に関連する治療ページ
糸を使ったリフトアップ術
エイジングケア
この記事の監修
銀座みゆき通り美容外科大阪院
岩井 謙治 院長
経歴
- 2004年
- 神戸大学医学部医学科 卒業
- 2006年
- 金沢医科大学病院 形成外科 入局
- 2011年
- 京都大学病院 皮膚科 入局
- 2011年
- 兵庫県立塚口病院 皮膚科 医長
- 2013年
- 北山武田病院(旧城北病院) 皮膚科 美容皮膚科 医長
- 2015年
- 銀座みゆき通り美容外科大阪院 院長 就任
<所属学会・団体>
- 日本美容外科学会
- 日本美容外科医師会
- 日本形成外科学会(形成外科専門医)
- 国際形成外科学会
- 日本皮膚科学会